2023年、楠雅子ピアノ教室の大西花歩さんが、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、通称「藝高」に合格しました。教室出身の横山瑠佳さんに続く、うれしい知らせです。
憧れを受験という目標に変えて
前年の夏までは、藝高の受験を具体的に考えていなかった花歩さん。周囲の指導者の方々に背中を押していただき、漠然と憧れていた学校に挑戦したいと決意しました。
受験を決めてからは、ピアノに加えてソルフェージュ、聴音、楽典などにも取り組みました。それまで十分に時間をかけられていなかった科目もあり、課題の多さにくじけそうになりながら、毎日勉強を続けました。
予定していた受験ではなかったため、学校説明会には参加できず、情報面での不安もありました。それでも準備を重ね、受験本番を迎えました。
本人が振り返った実技と、その後の試験
花歩さんの当時の振り返りでは、一次試験の初日にA課題のバッハとドビュッシー、2日目にB課題のベートーベンを演奏しました。本番直前には十分に弾き込めない日もありましたが、試験では集中して演奏できたと話しています。
2日目の夕方、一次試験の合格発表で自分の番号を見つけても、すぐには信じられない気持ちだったそうです。次の機会をいただいたと思い、ソルフェージュ、聴音、楽典、初見、学科試験、面接へ進みました。
自信の持てない科目もありながら、自分なりに乗り切れたことにほっとしたという花歩さん。最終発表を私と一緒に確認し、自分の番号を見つけた花歩さんは、涙を流して喜んでいました。
合格の先に続く学び
合格後も、不足していた教科や学科の勉強を続け、4月7日に入学式を迎えました。ピアノの実技だけでなく、音楽を支えるさまざまな学びに向き合った受験でした。
東京での新しい生活も、一歩ずつ進んでほしいと思っています。入学式と新生活の報告もあわせてご覧ください。
